「西郷どん」第12話のあらすじと感想-ついに篤姫の輿入れが決まる
俳優の鈴木亮平(34)が主演を務めるNHK大河ドラマ「西郷(せご)どん」を毎週楽しみに見ている。
このページでは、3月25日に放送予定の第12話のあらすじを載せています。
ネタバレになりますので、注意して読んでください。
◆西郷どんー第12話「運の強き姫君」のあらすじ
病が全快した斉彬はお由羅騒動で処罰された人々に次々と特赦令をだした。
正助の父も五年ぶりに大久保家に帰ってきたが喧嘩友達の吉兵衛が亡くなっていたのでさみしかった。
江戸に来て2年が経つが篤姫の輿入れの話が一向に進まない。
諸藩のいろいろな横やりがありすすまないのである。
幾島は大奥に働きかけて話を薦めるように提案する。家定の生母の本寿院になんとか取り入れる策を講じる。
吉之助は山田と磯田屋で旗本の家老や幕府の役人たちを毎晩のように磯田屋で接待する。
その功があって、幾島は本寿院と大奥で対面する機会を得た。
本寿院の前に並んだたくさんの献上品に奥女中たちが色めきだつ。
幾島は、「篤姫様は江戸に来て2年経ち、諸芸百般、ご習得も完璧でどこにだしても恥じない姫様になられました。」
「どうぞよろしくお願いいたします」と深々と頭を下げる。
本寿院は「家定の妻が二人も亡くなっていたので、輿入れする姫は家定よりも長生きしてほしいのが願い」と言う。
幾島は「篤姫様は、お身体が丈夫でとても元気なお方、そして何より運が強い方」と言う。
本寿院は、「ならばその運にかけてみるか」と言い、なんとか、本寿院の後押しを得た。
後日、本寿院は家定の新しい見台所を決めようと阿部と井伊を呼び、候補の絵を並べその中から公方様に決めてもらうようにした。
公方様
「余は死なない見台所がほしい」
本寿院
「死なない命などありません。されど、身体が丈夫で運の強い姫はこの方です」と篤姫を指さすと
公方様
「それならば、これにする」
阿部
「早速、輿入れの準備を進めます」
井伊
「お待ちください、このようなことで見台所様を決めてよいのですか」
本寿院
「控えよ!家臣の分際で公方様の意思に異をとなえるつもりか」と
こうして、家定と篤姫の婚儀が12月に決まった。
篤姫は婚儀が決まったことを心から喜び幾島と吉之助に礼を言う。
だが、吉之助の心は晴れない。家定が身体が弱くて世継ぎを作れないからだ。
それを篤姫は知らない。そのことを幾島が知り唖然とする。
ある夜、斉彬は、篤姫を呼んで、輿入れの本当の目的を話す。
斉彬
「好きな男と肌をかわすことも我が子をだくこともできず、大奥に身をささげることになる、すまん。」
「この薩摩のため、日本国のため、覚悟してくれ」
篤姫
「私は不幸になってもかまいません。殿のためなら篤はいさぎよく不幸になります。」
「こうなることは薩摩の姫になったときから覚悟していました」
「お父上の娘になれて篤は幸せです」と
この会話を隣の部屋で聞いていた幾島と吉之助は涙が止まらなかった。
その夜、江戸を大地震が襲った。世に言う「安政の大地震」だった。
宿舎の長屋で寝ていた吉之助は飛び起きて急いで薩摩の藩邸に向かう。
吉之助は、篤姫を危機一髪のところで救いだすが、篤姫は、このままどこか遠くまで私を連れて行ってと懇願する。
そのまなざしに吉之助は、「わかりもした。にげもんそ」とうなずく。
篤姫は「ありがとう、西郷、その言葉が聞きたかった」「もうよかじゃ」と言う。
篤姫を探しに幾島がきて、無事篤姫を救い出した吉之助に「よーまもってくれました。もうさがってよい」と言って篤姫の肩を抱いて部屋を出ていった。
◆西郷どんー第12話「運の強き姫君」を見ての感想
西郷どんの第12話を見ての感想です。
私が印象的だったのは2つのシーンです。
一つは斉彬が篤姫に輿入れの本当の理由を告げるシーンです。
斉彬は、家定が身体が弱くて跡継ぎを作るのは難しいこと、おなごとして幸せになることはできないことを篤姫に告げる。
輿入れの本当の理由は、家定に次の将軍に一橋慶喜を押すように家定に進言することだと。
篤姫は、それを聞いても全く動揺することもなく、
「私は不幸になってもかまいません。殿のためなら篤はいさぎよく不幸になります。」
「幸せになることだけが人生ではありません」
「お父上の娘になれて篤は幸せです」と言った言葉が印象的でした。
次に印象的だったシーンは、安政の大地震が起きた夜に、吉之助が篤姫を救いだしたとき
篤姫は吉之助に「このまま公方様や斉彬様のいない遠いところに私を連れて行ってほしい」と
吉之助をじっと見つめて言うシーンです。
篤姫は吉之助のことを好きだったのでしょうか?
と思ってしまいました。
この先、篤姫と吉之助(西郷隆盛)は江戸城無血開城を成し遂げるのです。
この先の放送が楽しみですね。