「西郷どん」第8話のあらすじと感想ー橋本愛(須加)の大粒の涙がネットで反響!
俳優の鈴木亮平(34)が主演を務めるNHK大河ドラマ「西郷(せご)どん」を毎週楽しみに見ている。
25日に放送された第8話「不吉な嫁」のあらすじと放送を見ての感想をまとめました。放送を見逃した方は、あらすじからどうそ読んでください。
◆西郷どんー第8話「不吉な嫁」のあらすじ
須賀(橋本愛)が嫁入りした年は、祖父と父(風間杜夫)と母(松坂慶子)の3人を立て続けになくし、須賀は隣人から“不吉な嫁”と噂される。
そんな時、ペリーの黒船が現れ、薩摩に戻っていた薩摩藩主、島津斉彬(渡辺謙)は江戸へ急ぎ戻ることとなり、そのお供に吉之助が選ばれます。
家族皆は大喜びだが、須賀だけは江戸行きに反対します。
それは、江戸へ行く支度金として30両もの大金が必要で、貧しい西郷家では、とても用意することができなかったからだ。
西郷家や友人の大久保正助(瑛太)は資金集めに駆けずり回る。
しかし、須加はいつ帰ってくるかわからない吉之助を借金まみれのこの家では待てないと言い実家に帰ってしまう。
友人や西郷家による努力の甲斐があり、資金が調達でき江戸行きに希望をふくらませる。
そこに、須賀が父とともに西郷家を訪ねくる。
離縁の申し入れだった。
父が須加の代わりに吉之助へと離縁の理由を伝え、手切れ金を渡す。
須賀は「これでせいせいした。江戸でもどこでも好きなところに行きなさい。短い間でしたがお世話になりました」と最後に感謝の言葉を伝える。
帰路に父は須加に「おまえは吉之助さんの良さがわからないのか」と言う。
須加は父へ本当の気持ちを伝える。
「私はあんな優しい男は見たことがありません。優しくて、温かくて……」
「優しすぎて、一緒にいたら離れられなくなってしまいます。
江戸へ行くなって、引き止めてしまいます。
あの人の優しさは自分の身を捨てて、相手の気持ちになってしまう」
「日本一の婿殿をこっちから離縁してやりました!」
と強がりを見せるが、須賀は大粒の涙を流し始める!
須賀はあえて自分から身を引いたのだ。
◆西郷どんー第8話「不吉な嫁」を見ての感想
大久保正助(瑛太)が板垣様に、「吉之助さんでなく、おいに貸してください」と頭を下げるシーンに感動しました。
もし自分が大久保正助だったら友人のために、ここまでできるかなと思いました。友人のために自分が借金するんですよ。
人間関係が希薄になっている現代社会で、心が温まる感じがしました。
帰路の父との会話のシーンですが、須加(橋本愛)の大粒の涙には、ぐっときましたね。
本当は離縁したくなかったのですね。
だけど、吉之助を江戸に行かせてあげるためには、こうするしかなかったという「切ない気持ち」が感じられて、見ていてぐっと感動してしまいました。
手切れ金は、吉之助を江戸に行かせてあげるための餞別だったのですね。
最近、感動を与えてくれる良いドラマが少ないなか、「西郷どん」は単なる歴史物語でなく、見ている人に感動を与えてくれる良質なドラマだと思います。
“能面”のようだと揶揄された須賀が、最後に感情を爆発させた姿はネット上でも「橋本愛の演技に泣けた」などと大きな反響があったようです。
今後の展開も楽しみですね。