西郷どん-須加(キャストは橋本愛)の大粒の涙がネットで反響
西郷隆盛の1番目の妻の須加ですが、歴史上では、あまり詳細な資料は残っていないようです。
第7話で、吉之助と須加が結婚するが、すごい不愛想だという印象を受けましたが自分なりに西郷家で一生懸命やろうと努力する姿は、とても健気でした。
しかし江戸行の話がでてから須加だけが反対します。
「こんな貧乏な家で、いつ帰ってくるかわからない旦那様を待っていられません」
「私は実家に帰らせていただきます」
と言って実家に帰ってしまいます。
ドラマの第8話では、須加の父が須加の代わりに吉之助へと離縁の理由を伝え手切れ金を渡します。
須賀は
「これでせいせいしました。江戸でもどこでも好きなところに行きなさい。」
「短い間でしたがお世話になりました」
と最後に感謝の言葉を伝える。
帰路に父は須加に
「おまえは吉之助さんの良さがわからないのか」と言う。
須加は父へ本当の気持ちを伝える。
「私はあんな優しい男は見たことがありません。優しくて、温かくて……」
「優しすぎて、一緒にいたら離れられなくなってしまいます。」
「江戸へ行くなって、引き止めてしまいます。」
「あの人の優しさは自分の身を捨てて、相手の気持ちになってしまう」
「日本一の婿殿をこっちから離縁してやりました!」
と強がりを見せるが、須賀は大粒の涙を流し始める!
須賀は吉之助が江戸に行けるように、あえて自分から身を引いたのです。
本当は離縁したくなかったのでしょう。
見ていて「切ない気持ち」が感じられて、ぐっと感動してしまいました。
手切れ金は、吉之助を江戸に行かせてあげるための餞別でもあったのですね。
須加が吉之助の家を出ていくときに、吉之助が追いかけていって小さな声で
「ありがとうな」と言いますが、離縁してでも、斉彬について江戸に行きたかったのですね。
最近、感動を与えてくれる良いドラマが少ないなか、「西郷どん」は単なる
歴史物語でなく、見ている人に感動を与えてくれる良質なドラマだと思います。
“能面”のようだと揶揄された須賀が、最後に感情を爆発させた姿はネット上
でも「橋本愛の演技に泣けた」などと大きな反響があったようです。