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「クイーン」の映画「ボヘミアンラプソディ」が異例のヒット!フレディと知られざる日本との絆!

イギリスのロックバンド・クイーンのボーカル役「フレディ・マーキュリー」の生涯を描いた映画「ボヘミアンラプソディ」が大ヒットしています。
世界73か国で同時上映され、2018年の興行売上第1位に輝いているほどで、今でもヒット上映中です。
なぜかクイーンのことを知らない世代にも口コミで伝わり大好評になっていることで、なぜこんなにこの映画がヒットしているのか、私も興味があり先日家族でこの映画を観に行きました。クイーンの曲は私が中学生から高校生の頃に流行ったのでいくつかの曲は知っていましたが、その頃はビートルズやレッドツェッペリンやサイモン&ガーファンクルなど他のグループに夢中でした。映画を観て、今まであまり知らなかった「フレディ・マーキュリー」の生涯を知りました。エイズで45歳で亡くなったことなど知りませんでした。いろいろな番組でクイーンのことが取り上げれていたり、クイーンのことを知らない世代の人にもこの映画がうけているのは、「フレディ・マーキュリー」の生き方に皆さん共感を感じているからだとわかりました。
そこでクイーンのことをいろいろ調べてみたくなり、知ったことを記事にしてみました。

クイーンのメンバー

クイーンはイギリスのロンドン発のロックバンドで、メンバーは以上の男性4人です。

ボーカル兼ピアノ担当:フレディ・マーキュリー
ギター担当:ブライアン・メイ
ベース担当:ジョン・ディーコン
ドラム担当:ロジャー・テイラー

デビューは1973年で、メンバー全員が作詞作曲ができ、様々な楽器を使いこなす事ができたため、多種多様で幅広いジャンルの音楽を世に送り出しています。これまでの作品での売上枚数はおよそ2億枚以上と言われています。

クイーンと日本との関係

クイーンはデビューした頃はイギリスでは、それほど騒がれていませんでした。クイーンの人気に火がついたのは日本からだそうです。クイーンが日本に初来日した時に羽田空港には2000人近いファンが押し寄せるという大フィーバーでした。イギリスでは女性からキャーキャー言われるようなことはなかったのですが、日本ではまるで別世界に来たかのように若い女性からキャーキャー言われて、クイーン自身が驚きだったようです。それがまずクイーンと日本との始まりです。

日本武道館での講演も多くの女性ファンに囲まれ超満員で失神する女性も多数でたそうです。フレディが皆少し落ち着こうと言って一旦演奏が中断したそうです。
その大フィーバーにクイーン自身も驚いたし、音楽関係者も「クイーンってこんなにすごかったの?」と驚いたそうです。
クイーンは合計6回も日本に講演に来てくれました。

ミュージック・ライフ元編集者の東郷かおる子さんの話

クイーンの日本公演を企画したのはミュージック・ライフ元編集者の東郷かおる子さんです。
下の写真の一番左にいる方です。↓

東郷さんはクイーンのことをこう話します。
フレディマーキュリーは「わがまま」「気まぐれ」「自分勝手」とマイナス面をたくさん言われているが、取材中自分はそんなことは一度も感じたことはなかったと。実際にクイーンのことを取材すると、フレディはまったく嫌な顔ひとつしなかったと、むしろ「次はどこで写真をとりたいんだ」、「このアイデアはどうだ」、「次はリハーサルしている振りをするからそれを撮ったらどうか」などとすごく気をつかってくれたと。
フレディは気難しいという人もいるけれども、私にはとてもよくしゃべってくれて冗談も言うし、サービス精神旺盛だったとか。

新宿のゲイバー:マスター増田逸男さんの話

フレディは個人的にも日本を何度も訪れていて、新宿のゲイバーによく来ていたそうです。
その店のマスター増田逸男さんと気が合って朝まで仲良くお酒を飲んだと。
下がその写真です。↓

フレディーにコンサートのチケットが買えなかったと言うと三日後にバックステージパスを持ってきてくれたとか、コンサートの日終わった後に楽屋裏にいくとフレディーが一人で寿司を食べていて、大丈夫だよ、後で君の店に行くからねと、そして朝まで仲良くお酒を飲んだそうです。映画で見るような傍若無人なところは、ひとつもなかったそうです。

フレディーのボディーガードを担当している伊丹久夫さんの話

1957年の初来日以来、フレディーのボディーガードを担当するようになった警備会社に勤める伊丹久夫さん。
日本に来ると、フレディは伊丹さんといつも一緒に行動していたようで「いたーみ、いたーみ」と呼んでいたそうです。
肩を組んでとても仲がよさそうですね。↓

伊丹さんは、フレディーから信頼の証として来日する度にカルティエの時計やライターをプレゼントしてくれたそうです。
なぜいつもカルティエかと聞いたら、「イギリスではカルティエは信頼のおける人に感謝を込めて贈るブランド」だそうです。
フレディは日本の美術品に非常に興味があって「招き猫」が欲しいと言って、伊丹さんは東京中を探し回ってプレゼントしたらとても喜んだそうです。
またロンドンの自宅に庭師を呼んで日本庭園を作らせたり、自分の家に日本間を作って、そこにおく家具や雑貨、布団や茶碗などを買い揃え、その額は総額3000万円にのぼると言います。フレディはそれほど日本のことが大好きだったようです。

映画を観ての感想

映画ではやはりフレディは、自分勝手でワガママで気難しい面が垣間見えるシーンがたくさんありましたね。
レコーディング中にお酒飲んで仲間と衝突したり、ソロデビューをするからと勝手に行動したり。
それでクイーンは解散になってしまうのか?と先の展開を想像する人もいたんじゃないでしょうか。

ここから先の展開が映画の一番の見どころでしたね。
これからソロ活動するということで、ソロアルバムのレコーディング中に元結婚相手が現れて、チャリティコンサートがあることを告げられ、マネージャーがソロアルバムを優先してそのことをフレディに告げていなかったこと知りました。

彼女からクイーンは出るべきよ、こんなところにいたらダメと言われ、フレディは目が覚めます。
雨が降るなか、マネージャーにもう二度と俺の前に顔を見せるな、おまえはクビだと言って雨が降る中家から出て行くシーンはかっこよかったですね。

その後、元のメンバーに会いたいからとクイーンの弁護士に仲間に伝えて欲しいとお願いします。
そして仲間達と再開するのですが、自分は今まで気まぐれでワガママだったと皆に懺悔し、どうすれば許してくれるかと懇願します。

その時のフレディの真摯な姿勢に私は感動しました。
ブライアンは少し仲間と話すから席を外してくれとフレディに言います。
この時ブライアンは許してあげようと思っていたと思いますが、すぐにはそうしませんでした。
きっとすぐに許すとフレディがつけあがると思ったのでしょうか。

まあ最終的にはフレディと仲直りするのですが、そこからチャリティコンサートまでの練習が始まるのですが、フレディは自分が病(エイズ)に侵されて余命少ないことを仲間に打ち明けます。
その時のフレディの言葉も感動的でしたね。
(少し時間がたってしまったので忘れかけています)

「このことで自分を同情しないでくれ」
「普段のままでいてくれ」

そして仲間4人で抱き合うシーンは最高でしたね。

チャリティーコンサートでは、ヒット曲をメドレーで歌っていましたが、すごい観客の数で圧倒されました。
その観客すべてが総立ちでした。

久しぶりに感動する映画をみました。
二度観に行くという人の気持ちがわかりました。

まだこの映画を観ていない人は、是非お勧めします。

ボヘミアンラプソディの日本語歌詞

とてもきれいなメロディで大ヒットした曲です。映画のタイトルにもなっています。この曲はフレディマーキュリーが作詞・作曲したものです。
高校時代にこの曲を聞いたのですが、「ママ~」というところの旋律だけは記憶にありますが日本語の歌詞は知りませんでした。
映画で日本語歌詞が字幕で流れていて、それを見ていると、
「この頃自分なんか生まれてこなければよかったとか思う」
「死にたくないもっと生きていたい」
「ママ、先に死んでいくけどごめんね」
とか、この曲は、自分がエイズに侵されて余命短いことを知って書いたのかなあと思いました。

実際の曲は6分間もあるのですが、映画では最後まで歌っていませんでした。
大ヒットしたボヘミアンラプソディの日本語歌詞がどうしても知りたくなりネットで調べてみました。

以下がボヘミアン・ラブソディーの日本語歌詞です。↓
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これは現実なのか
それともただの幻か
まるで地滑りに遭ったようだ
現実から逃れることは出来ない
目を開いて
空を仰ぎ見るがいい
僕は哀れな男 だが同情は要らない
いつでも気ままに流離(さすら)ってきたから
いいこともあれば 悪いこともある
どっちにしたって 風は吹くのさ僕にはたいしたことじゃない
ママ たった今、人を殺してきた
あいつの頭に銃口を突きつけて
引き金を引いたらやつは死んだよ
ママ 人生は始まったばかりなのに
僕はもう駄目にしてしまった
ママ ああ ママ
ママを泣かせるつもりじゃなかったんだけど
明日の今頃になって 僕が戻らなくても
今のままで生きていって、まるで何事も無かったかのように

もう遅すぎる 僕の最期が来た
体中を震えが走る
体中が苦痛に責めたてられる
さようなら みなさん 僕はもう行かなくては
あなた方の元を離れ 真実と向かい合う時だ
ママ ああ ママ
僕は死にたくないよ
時々 考えてしまうよ、いっそのこと生まれてこなきゃよかった

(ここからオペラ調になります)
1人の男のシルエットが小さく映る
スカラムーシュ 道化の者よ ファンダンゴを踊っておくれ
雷鳴と稲妻ーとても恐ろしい
ガリレオ ガリレオ
ガリレオ ガリレオ
ガリレオ フィガロ~貴き人よ

彼は貧しい生まれの哀れな男この怪奇な運命から命を救ってやろう
気ままな人生を送ってきたんだ 僕を逃がして
「神に誓って お前を逃がしはしない」ー 彼を逃がしてやろう
「神に誓って 逃がしはしない」ー彼を逃がしてやれ
「神に誓って 逃がすわけにはいかない」ー 彼を逃がしてやれ
「いや 逃がさない」ー僕を助けて
「いや絶対にダメだ」ー助けて
ノーノーノーノーノーノー
ママ ママ 愛するママ 僕を助けて
魔の王ビールズバプよ 僕から悪魔を取り除いてくれ
僕の為に、
僕の為に

それじゃ 僕に石をぶつけ顔につばを吐きかけようと思ってるんだな
僕を見殺しにしてそれでも僕を愛していると言うつもりか
ああ 君がそんな仕打ちをするなんて
すぐに逃げ出さなくては、今すぐ ここから逃げ出さなくては

たいしたことじゃない本当に僕にはたいしたことじゃないさ
どっちみち 風は吹くのさ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

この曲の歌詞の中で、「ボヘミアンラプソディ」という文言はでてきません。
仲間のブライアン・メイも「ボヘミアンラプソディ」という意味もよくわからないようです。
知っているのはフレディだけのようですが、誰にもそれを語っていません。
が、曲はメアリーを意識して作ったと言われています。

高校時代はそんなにクイーンにはまらなかったのですが、今は「はまっています(笑)」
「ボヘミアンラプソディ」の曲をユーチューブで探したら、10年前の動画でしたが
再生回数が5億回となっていたのにビックリしました。
クイーンの人気はすごいですね。
この映画でさらにファンが増えましたね。
私もこの歳でファンになってしまいました。
まだこの映画を観ていない人は、是非お勧めしますよ。
私ももう一度観たくなってしまいました。