北川景子主演の実写ドラマ「この世界の片隅に」のあらすじや感想とキャスト|おすすめの視聴方法!
『この世界の片隅に』は漫画ではありますが、2018年7月現在、累計で120万部を突破したヒット作となっています。
2011年に終戦記念日の作品として北川景子さんがすず役で北条周作を小出恵介が演じたドラマが放送されました。
この記事では、2011年に放送された北川景子主演の実写ドラマ「この世界の片隅に」の作品の内容や私が見た感想、演じるキャストなどをまとめて紹介したいと思います。
<目次>
◆作品の内容
◆ドラマを見た感想
◆キャスト
◆「この世界の片隅に」の原作
◆ドラマ「この世界の片隅に」をもう一度見る
作品の内容
「この世界の片隅に」は「戦争と広島」をテーマに描いた作品で、激しい空襲を受けた広島県の軍都・呉を舞台に戦争の全体像を描いたものですが、作品の内容は、のんびりしていますが明るいすずと、言葉数は少ないが優しい心と秘めた情熱を持つ周作が、結婚をして次第に家族になっていく物語です。
舞台は太平洋戦争中の広島県の軍港・呉(くれ)市。
18歳のすずが草津の祖母の家で海苔すきの手伝いをしていると、突然縁談の知らせがくる。急ぎ帰宅したすずが覗き見たのは、呉から来た北條周作という青年だった。
翌年2月、主人公のすずは18歳で、広島市から呉の北条家へ嫁ぎ、すずの新しい生活がはじまる。
軍港の街である呉は1945年(昭和20年)3月19日を境に、頻繁に空襲を受けるようになる。
郊外にある北条家も空襲が頻繁にくるようになり、同年6月、時限爆弾により、すずは晴美(義姉の娘)を目の前で亡くし、自らも右手を失ってしまいます。
その頃、広島から妹のすみが実家の広島に帰ってくるように誘ってくる。
一度は広島に帰ろうと決心するが、8月6日の朝、すずは北条家に残る意を固める。結果、広島に投下された原爆の被害を免れることになる。
のち15日に日本は敗戦。最後まで戦うつもりだったすずは、正義の戦争と信じていた価値観が崩され「何も知らないまま死にたかった」と泣いた。
翌年1月。すずは広島市内で妹・すみと再会するも両親は他界していた。
すずはこの世界の片隅で自分を見つけてくれた夫の周作に感謝しながら、戦災孤児の少女とともに呉の嫁ぎ先に戻った。
ドラマ「この世界の片隅に」を見た感想
アニメ映画とこの実写ドラマではいくつか違う内容がありましたが、私はこの実写ドラマのほうが良かった気がします。
「この世界の片隅に」は、主人公のすずが戦争という暗い時代を、たくましく生きる姿と家族の愛を描いた作品です。
時限爆弾で晴美(義姉の娘)を目の前で亡くし、そのことで義姉から「あなたが付いていながら」と責められます。また自身も右手を失ったことで、働くことだけがとりえだったのに家事ができずに自分がこの家にいても何の役にも立たないという自暴自棄になります。
広島に原爆が落とされ、父母と妹がどうなったか心配で広島に行こうとしますが、すずはもう呉に帰ってくるつもりはなかったようです。
広島で焼け野原になった自分の町を見て、自分の家の表札を見つけます。
そこにはもう誰もいませんでした。
その焼け野原で、戦災孤児に出会い、「自分も居場所が亡くなってしまった」と言います。そこにすずを探しに来ていた周作が現れます。
この後の二人の会話シーンがドラマの一番のみどころでした。
周作はすずに
「どこに行っても必ず君を見つけます」
「君の居場所は僕のところだから」と言う。
すずは「だったら離れないでください」と言って抱き合うシーンです。
(終戦になっても周作は戻ってこなかったので、ひょっとしたらと思っていたのかもしれません)
この「どこに行っても必ず君を見つけます」という言葉は、ドラマのタイトルにもつながります。
そして戦災孤児を連れて呉の家に戻ります。
そしてドラマの最後に、すずが「この世界の片隅に自分を探してくれてありがとう」と感謝の言葉を言うのが感動的でした。
映画のタイトルにもなっている「この世界の片隅に」という言葉は、最後のすずの言葉になっていますが、原作者の「こうの史代」が作品の中で一番うったえたかったことではないでしょうか。
キャスト
北條 すず(演出:北川景子)
本作の主人公。旧姓浦野。広島市江波の海苔梳きの家で育ち、呉の北條家に嫁ぐ。絵を描くことが得意。
原作では18歳で嫁いでいくことになっていて、アニメ映画でのすずは、まだ少女というイメージでしたが、北川景子さん主演のドラマでは、もう少女というイメージはなく大人の女性というイメージでした。
ドラマでは周作とりんとの関係に不信感をもって、私はりんさんの代理ではと悩み続けるのが描かれているが、映画ではりんと周作の関係はあまり描かれていない。このあたりは、脚本家の浅野妙子さんが原作から修正を加えている。
北條 周作(演出:小出恵介)
すずの夫。呉鎮守府の軍法会議録事(書記官)。
映画では真面目で言葉が少ないイメージでしたが、「すずがいる家に帰るのが楽しみだった」という言葉にすずへの愛を感じました。
水原 哲(演出:速水もこみち)
小学校時代のすずの幼なじみ。すずとは互いに憎からず想う間柄であった。
すずのことが好きだったが結ばれず、のちに志願兵として海軍に入隊し、重巡洋艦「青葉」の乗員としてすずと再会する。
周作もすずと哲の関係に気がついて、変に気をまわすが、それがすずには気に入らなかった。映画ではそういう関係は描かれていない。
北條 径子(演出:りょう)
周作の姉。
映画では、きつい性格が現れていました。そのため嫁ぎ先黒村家の姑さんともうまくいかず、夫がなくなって黒村家が下関に引き上げるのを境に、長男を黒村家に残し、次女の晴美を連れて実家に戻ってくる。
その晴美も時限爆弾で亡くしてしまうというかわいそうな生涯でした。
周作とすずを羨ましいと思っているところもありました。
北條 晴美(演出:小西舞優)
径子の娘。
兄の久夫に軍艦の名前を教えてもらっており、幼いながらすずより軍艦の知識に詳しい。
母とともに北條家に同居し、すずに懐いていたが時限爆弾で亡くなってしまう。
北條 円太郎(演出:篠田三郎)
周作の父(すずの舅)。広海軍工廠技師。
映画では原作の設定を史実上の第11海軍航空廠発動機部の状況と突き合わせ、1945年3月19日の呉軍港空襲で米軍機の迎撃に向かった紫電改に搭載されている誉エンジンの最終試験を担当していた技師である、という設定がされている。
映画では優しい父が描かれている。
北條 サン(演出:市毛良枝)
周作の母(すずの姑)。
足を痛めているので普段は安静にしているが、瓶づき精米など座ってできる家事は手伝っている。
なお、新谷は広島出身で、キャスト用の広島弁ガイド収録も担当。サン役に決まる以前に本作品の全台詞を録音している。
浦野 すみ(演出:声 – 潘めぐみ)
すずの年子の妹。
女子挺身隊として工場に動員されている。
原爆で父母を亡くし自分も被爆して一人浦野家に残されてしまう。
終戦後にすずが見舞いに来るが、最後妹がどうなったか映画で描かれていない。
白木 リン(演出:優香)
呉の朝日遊廓「二葉館」の遊女。
幼い頃、周作の家の近くに住んでいたが、その後、遊郭に身売りされた。
周作がなにかと気を遣っているのを、すずはよく思っていない。
自分はりんの身代わりとも思って夫の周作に疑心をいだいている。
千鶴 (演出: 芦田愛菜)
周作とすずが終戦後に広島のすずの家を訪れた時に、戦災孤児となった千鶴を呉の家に引き取る。
スタッフ
脚本 – 浅野妙子
演出 – 佐藤東弥
音楽 – 羽毛田丈史
製作著作 – 日本テレビ
『この世界の片隅に』の原作
原作者は、漫画画の「こうの史代(ふみよ)」で、1968年9月28日に広島県広島市西区に生まれます。
原作の『この世界の片隅に』は、2007年から2009年まで漫画アクション(双葉社)で連載されていました。原作の舞台になっている呉の北条家は、こうの史代の親戚の家が題材になっているそうです。
2008年から200年にかけて全3巻で単行本として発刊され、2011年には新装して全2巻で発刊しています。
2016年11月12日に映画化され、日本国内63館で封切られた後、公開規模を徐々に拡大して累計400館を超え、上映が600日以上続く異例のロングランとなっていて、2018年7月現在も上映中となっています。
海外では60カ国以上で放映されています。
他に代表作に『夕凪の街 桜の国』(2004年、双葉社)があり、こちらもNHKでドラマ化されることが最近発表されました。
実写ドラマ「この世界の片隅に」をもう一度見るには
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本ページの情報は2018年7月時点のものです。
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